北大理系大院生の研究生活

大学生・院生向けの有益情報(研究・お金)の提供、研究日記、読んだ本の紹介。

北海道大学のアンビシャスフェローシップについて

 

今年の4月に北大のアンビシャス博士人材フェローシップに採択されたので、その概要とメリット・デメリットについてまとめてみる。大学によってフェローシップの詳細が異なる場合があるので注意されたし。

 

概要

月額15万(年額180万)の生活支援費および年間36万円分の研究費が支給される。

・生活支援費は雑所得として扱われる。つまり課税される。

・採択者はRAとして雇用される。

・研究費は在籍している部局、もしくは指導教員の獲得している研究費(科研費など)から36万円分支払われる。

 

フェローシップ制度のメリットとデメリットを以下に記す。

メリット

日本学生支援機構奨学金との併給が可能。(学振だと不可)

・大学によっては倍率が低く、申請者のほぼ全員が採用される場合がある。

・指導教員の外部資金を財源としたRA業務との併用可能。

 

デメリット

・学振、次世代研究者挑戦的プログラムとの併給不可

・給与の支給額が学振より月5万ほど低い。

・民間奨学金の併給は月10万まで。(大学ごとの規定により異なる。)

・毎月の修学状況報告書と研究業績の提出が必要。

・大学側が主催したシンポジウムなどの行事に参加する義務がある。

 

参考

令和3年度 北海道大学アンビシャス博士人材フェローシップSDGs)募集要項

https://gers.high.hokudai.ac.jp/sys/wp-content/uploads/2021/03/%E5%8B%9F%E9%9B%86%E8%A6%81%E9%A0%85%EF%BC%88Application_Guidelines%EF%BC%89.pdf