株式投資始めて3か月たった結果
筆者は今年の4月から株式投資(デイトレード)を開始しました。デイトレードは朝の数分で数万円儲けることも可能な魅力のある取引です。今回の記事では3か月間行ったデイトレードの結果を発表したいと思います。また、今回の記事が株式投資およびデイトレには興味があるけど、まだ始められていないという方の参考になれば幸いです。
そもそもデイトレードって何?
まずはじめに、デイトレード(デイトレ)について簡単に説明したいと思います。株は市場が開いている平日の9:00~11:30,12:30~15:00の間に売買され、価格が上がったり下がったりします。
例えば1個100円の株を持っている人が、その株を1個101円で売りに出したとき、101円で買いたい人がいれば売買が成立し、売った人が1円得をします。もし101円で売れない場合は価格を下げて売るしかなく、99円で売れた場合は売った人が1円の損をすることになります。基本的にはその株に人気があれば高い値段で売れ、逆に人気がなくなれば安くなっていく、という具合です。
このような株の売買を一日のうちに何回も繰り返す行為のことをデイトレードというのです。デイトレで得た利益だけで生活している人のことを専業デイトレーダー、ほかの仕事と兼業している人のことを兼業デイトレーダーといいます。私の場合は専業デイトレーダーですね。株式売買は損をすることもあり、非常に不安定な職業ですのでデイトレーダーの9割以上が大きく負け越し早々にリタイヤ(いわゆる退場)するといわれています。一方でデイトレーダーの中には勝ち続ける人がいるのも事実であり、中には数十億も稼いだ人もいる夢のある職業でもあります。
さて、私がデイトレを始めて3か月が経過し、その損益結果が以下になります。
損益結果
初期運用資産:264万
4月:+5万
5月:-7万
6月:+22万
合計:+20万
現在資産:284万
20万円プラスで終えることができました。
実際の証券口座の実現損益画面がこちらになります。

3か月で約180万の利益を出し、160万円の損失を出していることが分かります。こんな高額な売買をしていることに自分でも驚きです。。。
次に各月ごとの詳細についてです。
4月
デイトレを始めた最初の月です。いきなり+5万で終えられています。いわゆるビギナーズラックというやつですね。株を勉強しつつ雰囲気でトレードしていました。取引した株の銘柄は日経平均株価に連動する日経平均レバレッジ(日経平均が上がればそれに連動して株価が上がる銘柄)や日経平均ベア(日経平均が下がれば株価が下がる銘柄)を選んで売買していました。選んだ理由は日経平均が上がるか下がるかの予想をするだけなので簡単に儲けられると思ったからです。実際はそんな甘くなかったのですが。
5月
5月は-7万で終わりデイトレの洗礼を受けました。正直かなりショックで、一日で7万円負けた日には一日中寝込んだりしていました。トレード銘柄は4月と同じく日経平均レバレッジと日経平均ベアを扱っていましたが、株の値動きの予想をするのが想像以上に難しかったです。いろいろ調べたところ、AIが自動で売買しており個人投資家をだますような値動きをさせているらしいです。それでは人間が勝つのは難しいですよね。そのため、6月からは各会社の個別銘柄でトレードする方向にシフトすることにしました。
6月
6月から株を勉強した成果が出たのか勝てるようになり22万円プラスで終えられました。株価が急落した後の上昇(リバウンド)を狙って買ったり、株価の上昇トレンドに乗る(いわゆる順張り)手法をとっていました。基本は順張りですね。選んだ銘柄は、ソフトバンクグループや伊勢化学工業などの、多くの人が売買しており値動きが激しい銘柄を選びました。
今後について
今後も勉学しながらデイトレを続けていきたいと思います。特に博士課程で培ったデータ分析能力を生かして中長期の株価予測やデイトレ手法の開発を行っていく予定です。分析結果で有用なものは順次公開していきたいと思います。記事によっては有料になるかもしれませんが(noteで公開する予定です)、その分価値ある内容にしたいと思いますので、よろしくお願いします。
なぜ奨学金を借りると得をするのか?
給付型を除いて奨学金は借金です。借金に良いイメージがない人が大半だと思われますが、借りたほうが得をする場合もあります。特にインフレ下の現在においては奨学金は借りたほうが得です。今回の記事では奨学金を借りるメリットを紹介したいと思います。
奨学金を借りるメリット
無利子あるいは超低金利でお金を借りられる
インフレ下において借金の価値が目減りする
大学院では奨学金返還免除制度がある
1.無利子あるいは超低金利でお金を借りられる
奨学金というと一般的には日本学生支援機構(JASSO)の奨学金のことを指します。JASSOの奨学金は無利子と超低金利で借りられる2種類があり、利子をほとんど払う必要がありません。借金の類の中では特に優れた条件といえます。例えば、カードローンは金利が10%を超えるのもざらですし、銀行のローンなど金利が少ないものでも最低2%くらいはあります。奨学金は借金ですが、借金といっても無利子なので借りた額をそのまま返すわけですから金銭的に損も得もしていません。つまるところ、ローンを組んで車を買うくらいなら奨学金を借りて一括で買ったほうが利子がない分得になるわけです。将来を見据えてとりあえず奨学金を借りるという手は有効だと思います。
2.インフレ下において借金の価値が目減りする
インフレとは物価の価値が上昇し、お金の価値が目減りしていく状況のことです。お金の価値が低下するということは借金の価値も低下します。ようするに奨学金の返済額も目減りするということです。具体的にはどういうことかというと、賃金のアップです。インフレ下においては企業の収益も向上するなどして社員の賃金やバイトの時給も上がります。そして、賃金が上がれば支出も増えやすくなるので、ますます企業の収益が向上するという正のフィードバックが起こります。こうしたインフレの好循環により人々が比較的容易に多くのお金を得ることができるようになるわけですから、以前に借りた借金も簡単に返しやすくなるということになります。日本は今インフレの最中にいます。もし、学業に支障をきたすくらいアルバイトをしているのであれば、奨学金を借りてバイトの量を減らすのもよいのではないでしょうか。
3.大学院では返還免除制度がある
大学院の修士課程、博士課程では修了時に成績優秀であると認められると、奨学金の返還が免除される制度があります。ただでお金がもらえるわけです。修士課程では奨学金を借りていた人の3割、博士課程では4割の人が免除になるので借りない手はないです。
以上をまとめると、無利子の奨学金を借りること自体は金銭的に損も得もしないですし、金利の高い借金を借りるくらいなら奨学金を借りたほうがましであり、インフレ下においては借金の価値が目減りするので返還するのも楽になるし、大学院では返還免除のチャンスがあるので借りないのは損だということになります。
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博士の就活について②:企業研究と面接対策
前回の記事から時間がたってしまったが、今回は業界・企業研究および面接対策方法について解説する。
まず、就職活動を以下の3つの段階に分け、各段階について順を追って説明していく。
1、業界・職種選び
2、企業選び
3、エントリーシート・面接対策
1、業界・職種選び
この段階で重要なことは視野を広く持つことだと思う。博士卒だからと言って研究職に就く必要はなく、博士卒を研究職以外で募集している企業も多数存在している。まずは性格診断や適職診断、自己分析を通じて自分自身についての理解を深めることをお勧めする。次に四季報や企業説明会などで興味ある業界や職業について大まかに把握する。また、逆求人型の就活サイト(Labbase,アカリクなど)に登録することで、興味のある業界や職種以外からのオファーにも目を通したり、カジュアル面談を受けることで視野を広げる。また、Labbaseとアカリクでは日本企業から、Linkedinという逆求人サイトでは、外資系企業やコンサルから多くスカウトをもらうことができる。
2、企業選び
ある程度志望する業界や職種について理解したら、企業研究を開始する。日本には大企業だけでも1.2万社存在しており、どこまで手を広げて調べるか自分で基準を付ける必要がある。私の場合は「東証プライム上場企業もしくはそれに準ずる企業」 かつ「博士向けの合同説明会に参加している or 募集要項に博士卒の給与を掲載している企業」という条件で興味のある業種の中で企業研究を行った。実際に詳しく研究した企業の数は20社程度であった。企業研究方法は、実際に説明会に参加し、具体的な業務内容や社風について理解を深める、企業の口コミサイト(オープンワークやオープンマネー)で実際に所属している社員の会社に対する評価を確認したり、具体的な給与テーブルについて勉強するなど。
3、エントリーシート・面接対策
エントリーシートについては「ワンキャリア」というサイトが便利。実際に書類審査を通過したエントリーシートを閲覧できる。このサイトでエントリーシートの型を覚えれば、よほど畑違いの企業や職種でなければ書類審査で落ちることはほぼないはず。また、今後このブログか、noteなどこかの媒体で、NTT研や豊田中研などの大手企業研究所の書類選考に突破したエントリーシートを公開するかもしれないのでチェックしてみてほしい。エントリーシートの添削については博士課程の学生であれば基本的に必要ないと思われる。しかし、書類選考で何度も落ちるようなことがあれば、教員や大学のキャリアセンターなどで見てもらうとよい。
面接対策は、基本的にはキャリアセンターで行ってもらうとよい。ただ、キャリアセンターの面接対策は予約でいっぱいになっていることが多いので、私の場合は本命の企業の面接を受ける前に、滑り止めの企業の面接を練習代わりに受けていた。面接対策なしで本命の企業を受けるのは絶対にやめましょう。
今回はこんな感じで。私生活でいろいろあり、時間的余裕があるので今後はブログの更新頻度を高めていきたいと思う。
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博士の就活について①:就活体験まとめ
私は2024年5月現在博士後期課程3年として北大に在籍しており、24卒として就職活動を行った。その結果、東証プライム上場企業の大手メーカーから内定をいただくことができた。私が就活経験を通して学んだことをこのサイトに残していくので、これから就職活動を行う博士課程の方の参考になれば幸いだ。今回は私自身が行った就職活動内容について簡単にまとめる。
私の属性について
学歴:北大博士後期課程修了予定(学部・修士ともに北大卒)
専門分野:光化学・ナノ材料・物理化学
業績:DC2採用、筆頭論文1報(化学系のトップジャーナル)、共著1報、受賞数3、プレスリリース1
留学経験:無し
国際学会発表:多数
TOEIC公開テスト:800弱(5年前に受験したときの点数を記入)
企業選びの軸
1,研究職としての配属が確約されている
2,高待遇(給与・福利厚生)
3,社風が自分とマッチしていること
4,社会に大きな影響を与えることができる業界
5,市場規模のさらなる拡大が見込める業界
6,潤沢な研究開発費・自由に研究できる環境であること
就活の時系列とエントリーした企業について
・D1の時期(2021年4月~2022年3月)
4月:就活サイトのアカウント作成(Labbase、テックオファー、アカリク)
5月~:Labbaseからスカウトを頂いた企業数社とカジュアル面談
・D2の時期(2022年4月~2023年3月)
4月~:Labbaseからスカウトを頂いた企業数社とカジュアル面談
7月~:大学主催の企業との交流会に参加
11月~:企業研究(オープンワーク、オープンマネーなど)
11月~:企業説明会に参加(就活サイト経由)
12月~:数社の本選考にエントリー開始(エントリーシート作成・適性検査等)
1月~3月:本選考受験
3月:内々定・就活終了
カジュアル面談・説明会参加数:20社程度
エントリーした企業の業界:企業研究所・半導体関連メーカー・医療機器メーカー
総エントリー数:9社(内定1社、不採用2社、面接途中辞退6社)すべて自由応募
就活を行った感想
予想していたよりもあっさりと内定をもらうことができ、拍子抜けしてしまった。旧帝理系の博士卒で、ある程度の研究実績を出していれば、希望する企業に就職するのは難しくないと思った。特にコンサルやデータサイエンス関連の企業からのオファーを頂くことが多く、その方面で博士卒が求められていると感じたが、一方で修士卒と比べると選べる企業・職種は限られるとも思った。また、博士卒でも大学名は重視されていると感じた。
次回はより具体的な就職活動内容や、面接などの対策方法についてまとめる予定。
研究しない大学院生は悪か?
ツイッターなどのSNSを見ていると研究熱心な大学院生が、同じ研究室の全然研究をしない学生を批判したり、見下すような投稿が散見される。同じ研究熱心な大学院生として、大学院に進学したくせに研究しない学生に対してイライラする気持ちも理解できるが、彼らに怒りをぶつけるのはお門違いではないだろうか。
そもそも、なぜ彼らは研究が好きでもないのに大学院に進学しているのか?
それは就活において企業が学生の研究能力を軽視していながら修士卒を求めているからであり、かつ大学側が研究が好きではない学生を大量に入学させているからではないのか?
つまり、研究者であるならば、研究しない学生個人を感情的に批判するのではなく、そんな学生が院進してしまうような社会構造やメカニズムに着目し、批判するべきではないのかということだ。
個人の思想や生き方を否定し矯正するのは容易ではなく、ときには非人道的でさえある。お互いが幸せになるようなシステムを考えていくことがよりよい社会の構築に必要なことなのではないだろうか。
はじめての研究:先行研究の勉強の仕方
今回は新しい分野の研究を始める際の先行研究(論文)の調べ方、勉強の仕方について紹介する。
はじめに、論文には主に以下の種類が存在する。
①原著論文(Article, Full Paper)
②レター(Letter, Communication)
③会議録(proceedings)
④学位論文(thesis)
⑤総説(Review)
色々種類があって混乱すると思うが、まずは④の学位論文(博士)を読みましょう。博士課程の学位論文は一般公開されていて、ネットで無料で読める。特に日本人が書いた博論は日本語で書いてあることが多く、分野の基礎的な部分や背景ががわかりやすく書いてあるため、英語の論文で勉強するより効率がよい。
次に⑤の総説を読みましょう。総説とは特定の研究分野に関する先行研究が体系的にまとめられた論文であり、その分野の概要や動向を知ることができる。総説の中でもビギナー向けのチュートリアル的な論文があり、特におすすめ。web of science のEditorial Materialsというドキュメントタイプの項目をチェックすると一括で検索できる。
次に総説で引用されている原著論文やレターの論文のなかで興味を引いたものを調べて読みましょう。原著論文やレターでは、より具体的な実験方法や、研究の流れを知ることができる。
論文の検索は上述したweb of scienceというサイトが便利。論文の種類ごとに調べることができる。
あと言うまでもないが、必要に応じて教科書も読むのももちろん大事。
過去の記事はこちら
データはあるけど論文が出せない
現在3つほど研究テーマを走らせており、そのうちの1つは論文1っ本分の実験結果が集まった。しかし、論文が書けない。理由は論文のストーリーがうまく書けないというのと、よりハイインパクトなジャーナルに出すためにはさらなる実験結果が必要という2点である。現在さらなる実験結果を得ようと実験を繰り返しているのだが、なかなかうまくいかない。今のままのデータで論文を出すのが無難ではあるが、個人的にはハイインパクトなジャーナルに出したいという気持ちも捨てきれない。ということで自分で期限を設定してそれまでに実験結果が得られなければ、このままで論文を投稿することにした。
しかしいままでは、データはあるけど論文が出せないと言う人の言わんとすることが理解できなかったが、今回の経験を踏まえやっと理解することができた。この状況をたとえるなら、株式売買で損切りするタイミングを考えるときだろうか。なんにせよ精神衛生的に良い状況とは言えないのであまり深く考えないことにする。