北大理系大院生の研究生活

大学生・院生向けの有益情報(研究・お金)の提供、研究日記、読んだ本の紹介。

博士課程向け

博士の就活について①:就活体験まとめ

私は2024年5月現在博士後期課程3年として北大に在籍しており、24卒として就職活動を行った。その結果、東証プライム上場企業の大手メーカーから内定をいただくことができた。私が就活経験を通して学んだことをこのサイトに残していくので、これから就職活動…

おすすめの関連論文検索サイト:Reserch rabbit

今回は関連論文検索サイト「ResearchRabbit」について紹介する。 www.researchrabbit.ai Reserch rabbitで何ができるかというと、ある論文のタイトルをサイトの検索エンジンに入力すると、その論文に関連した論文を下図のように可視化してくれる。 執筆して…

博士課程における最良の経済支援制度はどれなのか

博士課程の収入源について考える。 まず、博士課程の収入源は主に以下の6つに分かれる。 1,学振:月20万 2,文科省フェローシップ:月15万 3,JSTフェローシップ:月15万 4,JASSO奨学金(貸与型):月12万 5,民間奨学金:財団による 6,リ…

奨学金返還免除内定制度

先日事務から奨学金返還免除内定制度の案内があった。 なんでも修士課程のときの業績をもとに選定を受け、見事推薦枠を勝ち取れば博士課程で借りているJASSO奨学金の返還免除の内定が得られるらしい。 私が所属している大学院での推薦枠は一人らしいので厳し…

iPadによる論文の管理

先日アンビシャスフェローシップの研究費でiPad Air、ApplePencilを購入した。 早速、アイデアメモ、論文の管理、研究日誌として活用している。 論文のPDFデータはグーグルドライブに保存してあり、それをGoodNotesというアプリから読み出すことで、論文に直…

教授、ゼミ中に怒りの発露【ブラック研究室】

以下の話はフィクションです。 私が所属する研究室では週に一度研究の進捗報告をするゼミがある。 現在は新型コロナの流行によりオンライン会議システムを使用してゼミを行っていた。 教授は研究が進んでいる学生や、学部生などの研究経験が浅い人間には優し…

論文検索サイト

最近は論文を検索するのにGoogle scholarとWeb of scienceを使用している。 Google scholarはキーワード検索で引用数の多い論文が優先して検索結果に表示されるため、主に自分があまり知らない領域の論文のレビューや主要論文を検索するときに使用している。…

テンプレートを作ろう

デスクワークの処理速度を向上させるためにはどうしたらよいのだろうかと最近特に考えている。 その一つはテンプレートを作ることだと思う。メール、学会の予稿、ゼミの進捗方向用のスライド資料、実験結果の解析用のグラフソフトなど、初めに1つ作成してお…

誰かがやってくれるだろの精神

共同試薬の合成や購入を誰かがやってくれると思い、残りが少なくなっても放置する。この行為を私は「誰かがやってくれるだろの精神」と呼んでいる。 私はこの行為を目撃するたびイライラしてしまう。 今日も実験室の蛍光灯が切れているにもかからわず誰も交…

大学では教えてくれない民間奨学金の探し方【企業・民間奨学金制度一覧】

前回は民間奨学金の抑えておくべきポイントについてまとめた。 ysksoftame.hatenablog.com 今回の記事では、個人申請による民間奨学金の探し方および大学側が教えてくれない奨学金の一覧を紹介する。 探し方① 就活サイトLabbaseの奨学金検索機能を利用 schol…

民間奨学金はタダで買える宝くじである

本記事では民間奨学金についての有益情報をまとめている。 基本的なポイント・注意点 ・民間奨学金は給付型奨学金と貸与型奨学金の2種類存在する。 ・奨学金の申請時期は機関により異なる。一般的なのは新年度開始前後の3~4月。 ・奨学金の申請は個人申請…

北海道大学のアンビシャスフェローシップについて

今年の4月に北大のアンビシャス博士人材フェローシップに採択されたので、その概要とメリット・デメリットについてまとめてみる。大学によってフェローシップの詳細が異なる場合があるので注意されたし。 概要 ・月額15万(年額180万)の生活支援費および年間…