北大理系大院生の研究生活

大学生・院生向けの有益情報(研究・お金)の提供、研究日記、読んだ本の紹介。

需要よりも好奇心を優先しよう

 就職先を選択する上で、よく言われるのが「需要」と「自分の好奇心・やりたいこと」の両方を満たせる領域の職種を選べというもの。しかし、誰もがその両方の条件を満たす仕事につけるとは限らない。そんなときはどちらを優先すればよいのだろう。この問いに対して、私の場合「需要よりも自分の好奇心を優先させたほうがよい」と答える。なぜなら、需要が多いということは、それだけ大勢の人がその仕事に携わっている、あるいは携わりたいと考えているということであり、自分がその仕事をしなくても他の人が代わりにやってくれる可能性が高い。一方で、需要の少ない仕事は自分がやらなければ誰もやってくれない可能性が高い。それならば、自分以外にいくらでも代わりがいる仕事を選ぶより、自分の好奇心・やりたいことを優先したほうが有意義ではないだろうか。この考えは、大学の学部選び・研究テーマ選びにも適用できると思う。

 ただ、上記は大雑把な意見であり、あくまで優先順位の話である。実際には個人の価値観によって需要と自分の好奇心のバランスを考える必要はあるだろうし、需要の多い職業の中にも自分にしかできない仕事というものも存在するだろう。加えて「仕事は需要しか満たせないが、趣味の方面で自分の好奇心を満たす」、「好奇心は満たすが収入(需要)が低い仕事を本業にし、足りない分は副業で稼ぐ」など多様な生き方もあるだろう。

 

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