研究室の修士2年(M2)の先輩が修了できないかもしれない件について
私が所属する大学院の修論提出締め切りが残り2週間を切った。なのにM2のS先輩はまだ修論が10ページほどしかかけていないし、それどころか実験結果もまともに出ていないし、修了要件である学会発表もまだできていないという三重苦状態である。修論はうちの面倒見の良い助教の先生がなんとかしてくれるにしても、ポジティブな実験結果が出ないと3月の学会に出ることができないらしく、S先輩はいま死にものぐるいで実験を行っている。ただ、私の目から見てももう間に合わないんじゃないかと思う。実験は数をこなせばこなすほど効率は良くなっていくものだ。しかしS先輩は今までほとんど実験を行ってこなかったので当然効率が悪い。さらにS先輩はADHDのきらいがあり、手先が不器用で実験が下手であり、物忘れも多く、データをまとめたり計画を組むのが苦手である。私はそんな仕事のできない先輩の姿を見て、傲慢かもしれないが哀れみを感じてしまった。
先輩が修了できるように私は実験を手伝ったりしているのだが、先輩が内定を得ている企業は2年連続で某大賞を受賞した某ブラック企業であり、先輩が無事修了してしまったら内定先でも落ちこぼれ、いじめられる可能性が高い。それを踏まえて考えると先輩は今年修了せず、もう一度就活したほうが良いのではないだろうかとも考えている。
人間万事塞翁が馬。修了か留年かどちらが先輩にとって幸福な道なのかわからないが先輩も私も今はただやるべきことをやるのみである。
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