北大理系大院生の研究生活

大学生・院生向けの有益情報(研究・お金)の提供、研究日記、読んだ本の紹介。

研究がうまく行かないパターン① ゼミで言われたことだけを実験する

 研究のプロである指導教員の言うことだけをやっていれば研究はうまくいくように思われるが、実際はそうはいかない。まず前提として、指導教員は多数の学生および研究テーマを抱えているため、すべての研究テーマの進行について熟考する時間を持っていない。そのためゼミなどで研究報告をした際に指導教員から与えられるアドバイスはその場での思いつきがほとんどであり、吟味された情報ではない。つまり、指導教員も的はずれなアイデアを言う事があるのだ。当然、指示通りの実験をしてもいい結果は得られない。

 研究を成功させるには、指導教員から与えられた方針が本当に妥当かどうか学生自身が吟味し、情報の取捨選択をする必要がある。そのためには、先行研究をよく調べることと、実験方法・実験装置のメカニズムについての深い理解、および研究のゴールから逆算し必要なデータが何かを整理しておくことが重要だと思う。

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