北大理系大院生の研究生活

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理系大学生が研究室配属で後悔しないために見るページ【前編】

 研究室配属の時期になったがどこの研究室に入ればいいのかわからないという学生は多い。かくいう私もその内の一人だった。結局最後まで明確な理由がないままに配属を決めてしまったが、結果的に私は配属された現在の研究室に満足している。だが一方で、同期の中には希望通りに配属が決まった人でも鬱気味になり研究室に来なくなってしまうものもいた。

 

 配属されて2年たった今振り返ると研究室ごとのカラーが分かるようになり、どのような基準で研究室を選べばよいかもわかるようになった。

 

 そこでここでは研究室選びに後悔しないために気をつけるべきポイントや、研究室を選ぶ際の基準などを教えたいと思うので参考程度に読んでいただきたい。少しでも役に立てられれば幸いだ。

 

まず、研究室選びの際にやるべき流れを以下に示す。

Step1 自分は将来何をしたいのかなど、自分の価値判断基準を明確にする。

Step2 Step1で考えたことを元に、自分が研究室に求めているものを把握する。

Step3 各研究室について情報収集を行い、Step2の基準を元に比較、検討する。

 

各ステップについて順に詳しく説明する。

 

Step1

 Step1でやるべきことは就活でよくいわれている自己分析のことである。

 自分は何をすると嬉しくなるのか、どのようなことに興味があるのか、どういう作業がつまらないと感じるのかなど自分の価値観をしっかりと把握することで今後後悔のしない選択を取れる精度が格段に向上するはずである。自己分析の作業は就職活用にも使えるのでぜひ行ってみてほしい。自己分析の方法は就活サイトなどを参考にするとよいい。

 

Step2

 次にStep1で行った自己分析を元に自分が研究室に求めるものを把握しよう。大学を卒業したあとは、企業に就職するのか、修士課程に進みその後就職するのか、博士課程に進むのかなど自己分析の結果から進路を決定し、そこから逆算して希望の進路に進みやすいと思われる研究室を選べば良い。例えば就職する場合は研究室の拘束がなく、卒業するのが楽な研究室が良いだろうし、研究者志望であれば、研究費が潤沢で研究成果を出しやすい研究室を選ぶのが得策である。

 

Step3

 研究室に求めるものがわかったものの、どの研究室が自分の理想に近いだろうか。どのような情報を知る必要があり、どういった基準で研究室を選べばよいだろう。

 最終ステップは書くことが多いので後編↓に持ち越す。

 

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はじめての研究生活マニュアル

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